成功する店舗の秘訣に「立地」「適切な投資」「オーナーのやる気」などと言われておりますが店舗を開業するにあたって、どの立地で開業するかはとても大事です。
先ずは、自分が経営したい業態が出店できるエリアかどうか、用途地域を確認しましょう。
店舗物件の立地や賃料は経営に大きく影響し、契約したらそうそう移転することもできません。
それだけに店舗物件選びは慎重に進めたいものです。
業種別の地域選定
これらの用途地域でない場合は飲食店の営業許可が取得できません。
キャバクラなどの社交飲食店は用途地域とは別に保全対象施設の近くで営業ができないという制限があります。(保全対象施設とは学校や病院のことをいいます。)
また、建物によっては用途地域をまたぐものもありますが、建物すべてが営業可能な用途地域に入っていないといけない点もご注意ください。経営したいお店に合う物件が見つかったら、賃貸契約を結ぶ前に物件の場所がどの用途地域か確認してください。
物件のある場所が、飲食店の出店を禁止している用途地域であれば飲食店の許可は取得できません。
間違っても賃貸借契約をしてしまったり、施工に入るときに確認するなどしないようにご注意ください。
用途地域の確認について
用途地域はご自身で確認することもできます。
方法はインターネットで「地域名+用途地域」と調べると区役所・市役所が公表しているものがあったり、役所の窓口で都市計画図をみせていただきながら確認する方法もあります。
建物が用途地域の境目にあったりする場合は建物全体が営業可能地域にあるか確認するため、市役所の窓口で職員に直接確認することをお勧めします。
物件をどのようにみつける?
この「よるみせナビ」サイトからお問合せ頂ければ、ご要望の立地の不動産会社を紹介することも可能です。地場の不動産会社と密着して物件を掲載しているため、様々な情報が集まってきます。内見時には物件に関わる情報だけでなく、街の動きや開業の相談等、店舗経営のパートナーとして、お付き合いいただける不動産会社をご紹介できます。
スナック・バー・クラブの物件探しのポイント
物件探しの基礎知識
スケルトン
居抜き
リース店
物件探しの豆知識
物件のフロア
地下フロアは、火災事故に備えて排煙設備が必要になりますので、スケルトン物件で排煙設備がないと投資がかかる場合があります。また、お客様目線で言うと徒歩で誘導できるのは2階までで3階以上のフロアではエレベーターが必須になります。
エレベーターの基数
テナント数が多いビルでは、繁忙時間帯や終電に近い時間帯にエレベーターの基数が少ないと、混雑でお客様をお待たせしてしまいます。店舗の営業する時間帯に、入居ビルの人の流れをみてみましょう。ビルの入り口で人の流れが滞っている物件は、出店後の集客リスクがあります。
まとめ
いい物件と出会いすぐにでも契約したい気持ちもわかりますが、お店が営業できない用途地域であればどんな好立地で好条件でも営業許可は下りません。
大家さんや不動産会社から「前も飲食店だったから大丈夫」など言われても前の店が無許可営業だった場合もあるので、必ず賃貸契約をする前に用途地域の確認をしてください。
ただ、誰もが知る東京の「歌舞伎町」、名古屋の「錦3丁目」、大阪の「梅田」など空きが少ない人気エリアや立地・視認性の良い物件は、皆が狙っています。
良い物件を契約するには情報とスピードが重要です。そのためには早い決断も必要となってきます。事前にチェックリスト・試算表を用意しておき、確認漏れがないか、どこまで投資がかけられるのか?賃料はどれくらいまで設定できるのか?事前に把握することがポイントです。