このページの先頭です

スナック・バー・クラブなど、
夜のお店のお役立ち情報

よるみせの窓口

2022.03.30

コラム

バー・スナックの開業資金にはいくら必要?初期費用の内訳を解説



飲食店の開業費は、飲食店の形態により大きく異なります。そこで今回は、飲食店の開業資金のうち、バーやスナックの開業資金や初期費用の内訳を詳しくご紹介します。


バー・スナックの開業資金は最低500万円程度必要




バーやスナックの開業資金は店舗規模や、居抜き物件かスケルトン物件かにより変動しますが、最低500万円程度は必要です。

開業資金の概算は以下の通りです。


例) 店舗面積10坪、賃料200,000円/月 の物件の場合

物件取得費用 家賃の610ヶ月分

内外装費用 200万円~

厨房機器や設備費用 100万円~

什器・備品の費用 30万円~

光熱費や人件費などの運営資金 半年分

それぞれについて詳しく解説します。


物件取得費用(家賃の610か月分)


バーやスナックを経営するためには、物件を取得しなければなりません。物件取得費用は家賃の610ヶ月分が必要です。詳しい内訳は、当月と前家賃の2ヶ月分、敷金礼金として家賃1ヶ月分、保証料として家賃46ヶ月分です。

家賃は、物件のエリアや規模などさまざまな要素によって変動するものの、1ヶ月あたり25万円前後が相場です。


内外装費用(200万円~)


内外装費用は、理想の内外装にするために工事を行う際に発生します。こだわりすぎると費用が膨れ上がるため、予算や譲れないポイント、妥協するポイントをあらかじめ決めておくと良いでしょう。

内外装工事では、空調・ガス・電気といったインフラ工事、内装デザインやクロス工事、照明、防災工事、外壁の塗装やタイル工事などを行います。

内外装費用もこだわりによって変動しやすい費用ですが、居抜き物件で200万円、スケルトンで500万円程度が相場です。


厨房機器・設備費用(100万円~)


バーやスナックを経営するためには、厨房機器や設備も準備しなければなりません。

バーやスナックに必要な厨房機器は、冷蔵庫・製氷機・食器洗浄機・シンクなどです。また、提供するメニューによって、コンロや電子レンジといった機器を揃える必要があります。

厨房機器・設備費用は、メーカーやサイズによって変動しますが、最低でも100万円程度は必要です。ただし、最近では中古ショップなどで安く購入することもできるため、費用を抑えたい場合には中古品も検討すると良いでしょう。


什器・備品費用(30万円~)


バーやスナックに必要な什器・備品も揃えなければなりません。

什器・備品とは、テーブル・椅子・ソファ・グラスなどです。また、提供するメニューによってカクテルグラス・ロックグラス・ショットグラス・タンブラーなど、グラスを数種類揃える場合もあります。

什器や備品も、こだわればこだわるほど費用が膨れ上がります。特に、グラスが割れることも想定して同じ種類の製品を多めに購入しておかなければなりません。

費用を抑えたい場合には、妥協できるポイントを見極め、経営が軌道に乗ってから買い替えることを検討しましょう。


運転資金(半年分)


運転資金とは、バーやスナックを経営するために毎月発生する資金です。具体的には家賃・光熱費・人件費・食材費・広告費などがあります。これらの運転資金にかかる費用は、規模やスタッフの人数などによって変動します。

営業が軌道に乗るまでの開店直後は売上が少ない可能性も高いため、余裕を持って運転資金の半年分を準備しておくと安心です。


バー・スナックの開業資金に使える助成金




ここまでご紹介した通り、バーの開業資金は小規模でも500万円程度かかります。コツコツと貯金していても、開業資金を貯めるのは時間と労力がかかります。

そこで、活用したい制度が助成金です。バーの開業資金に使える助成金は、国や自治体が実施している「創業・事業継承補助金」です。

「創業・事業継承補助金」を受け取るためには、以下の要件全てを満たす必要があります。


・創業・事業継承補助金の募集日以降に開業する場合

・従業員を一名以上雇用する場合

・補助事業期間完了日までに開業した場合

・申請書類や事業計画書の審査を通過した場合


補助金額や申請期間は年度によって異なるため、事前に中小企業庁のホームページから確認しておきましょう。


バー・スナックの開業資金に使える融資

バーの開業資金を集める方法は、助成金のほかに融資という選択肢もあります。バー・スナック開業時の融資に関しては、まずは日本政策金融公庫を検討しましょう。

日本政策金融公庫では、飲食店などの開業に活用できる「新創業融資制度」があります。「新創業融資制度」は、無担保及び無保証人でも最大3,000万円まで融資を受けられます。

また、日本政策金融公庫は融資を申し込んでから融資されるまでの期間が短い、利率が低いなどのメリットもあります。

都市銀行や地方銀行では、相当な担保が必要であったり、融資までに時間がかかったりする場合があるため、まずは日本政策金融公庫の検討がおすすめです。


バー・スナックを小さいお店で開業するメリット




バーやスナックを小規模で開業するメリットは数多くあります。その中でも特に大きなメリットは、開業資金やランニングコストが抑えられる点です。なぜなら、小規模店舗では家賃や光熱費が安く、初期費用の一部である内外装工事費も安く抑えられるためです。

軌道に乗るまでは十分な売上が上がらないことも多々あるでしょう。その際、ランニングコストが安いことは大きなメリットとなります。


また、顧客との距離が近くなるため、顧客とコミュニケーションが取りやすく常連客が増えやすいというメリットもあります。常連客が増えると、口コミが広がってさらに新規顧客の獲得も期待できます。

小さなバーでは客席は少ないものの、その分顧客との距離を縮められます。


初期コストを抑えたいなら居抜き物件がおすすめ


初期費用やランニングコストを抑えたい場合には、居抜き物件がおすすめです。


なぜなら、居抜き物件は内装を一から作る必要がないため、初期費用の中でも特に大きな金額の内外装費用が抑えられ、出店準備期間を短くできるためです。バーやスナックを経営したい場合には、居抜き物件で初期費用を抑えましょう。


電話・折り返し予約 0120-037-354

スナック・バー・クラブ
物件情報サイトよるみせナビ

  • お電話受付時間
    平日10:00〜20:00
  • 折り返し予約
24時間受付 メールお問い合わせ

スナック・バー・クラブ
物件情報サイトよるみせナビ